自主事業報告の割り込みを挟んだ「FESの残像」、長期に渡るシリーズものとなった現場レポートも、本日の分を入れてあと2回を残すのみとなりました。麻雀で言う「ラス前」に当たる9回目は体験や発表・展示ではなく、「良い品物をより安く」提供する「販売コーナー」をご紹介します。パフォーマーがいるわけではないので、イメージとしては少々地味な感じですが、これが意外に大きな反響を呼びました。
2カ所に分けて設けられていた販売コーナーは、入口脇のロビーと通路の奥という正反対の場所。こちらはエントランスを入ってすぐの「野菜販売コーナー」です。地元産の新鮮な野菜が手頃な価格で購入できるとあって、今回で3年連続の実施となったおなじみの企画は大盛況。会場には野菜で大きく膨らんだ袋を持って、あちこちを歩き回る人たちの姿も目立ち、そこだけ見ればお買い物の途中のようで、とても賑やかで活気にあふれていました。
その一方、存在自体はさほど目立つと言えなかったものの、足を止めてじっくり見入る人が多かったのは、日用雑貨などが並べられた「バザーコーナー」。これらは近隣や登録サークルの方々からの好意で集まった品と、わざわざFESのためにご提供いただいた手作りグッズなど。誰かにとってはあまり必要のないものでも、別の誰かには思わぬ掘り出し物だったりして、そんな橋渡し役にもなったのがこの企画でした。
初めて来場する人の中にはイベント名が「フェスティバル」なので、物販のコーナーが設けられていることを知らない人もいたようですが、日用品や地場野菜を手にした皆さんの顔はとても嬉しそうに見えました。物販企画は「ひぐみコミハFES」の目玉としても定着しそうです。