ひぐみコミハ  ブログ

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FESの残像(その6・伝統芸能で時空の旅)

音を楽しむと書いて「音楽(おんがく)」と読みますが、その歴史は今に至る人の暮らしと歩みを共にしています。例え洋の東西は違っていたとしても、奏でる楽器の音に合わせて歌うことは、すべての民族が後世に伝えてきた文化。「FESの残像」第6回、図工室の最後を飾るのは、そんな伝統音楽の世界です。

まずは日本が誇る「詩吟」で楽しませてくれた「はまゆう吟詠会」のご紹介。詩吟は「詩に節をつけて歌う」という我が国独自の伝統芸能で、お腹の底から発声するので健康維持にも効果的だそうです。この日も張りのある力強い声が図工室一杯に響き渡っていました。f:id:higumicomihakun:20190323164406j:plain

人の発する「声」をメインに据えた詩吟に対し、こちらは素朴な音色が魅力の「民族楽器」が主役。サークル名も爽やかな「森の風人」というこの方々は、アンデス民謡やフォルクローレでもおなじみの「ケーナ」と、ギターや太鼓による深みのある演奏を聞かせてくれました。f:id:higumicomihakun:20190323164417j:plain

聞いたことがなくても、どこか懐かしい伝統音楽。時空を超えて伝承されてきたということは、それだけの価値があるからに違いありません。「はまゆう吟詠会」と「森の風人」の皆さんは、その使命を帯びた「メッセンジャー」なのかも。